Do For Others〜他者への献身を怠らず〜
森澤組ができて、かれこれ20年がたとうとしております。
元々芝居をやっていたものですから、自分たちの手で当たり前に舞台装置を造っておりました。
この日常的な経験のおかげで、芝居の無い時は大道具の仕事で生活を立てていたものです。
我々はこれを「凌ぐ」と呼んでおりまして、芝居で得られない収入を凌いで確保していたものです。
大道具の世界に入れたのも我々の芝居に付いていた舞台監督さんに誘われたもので、芝居明けの仕事探しに苦労していただけに、幸運な出会いでした。
左官屋をやったり、運び屋やレストランのフロアー係り等々経験しながらも、芝居が始まると仕事は休む事になり、休みを繰り返すとクビになり、結局長続きしませんでした。
当時役者のボクは、ポケットのジャラ銭くらいしか持って無かったものですから、少しでも稼ぐため、残業や徹夜などはお手のもの、喜んでヒョイヒョイ請けたものです。結果、職人さん達に喜ばれ重宝がられたんでしょうね。
そのうち大層忙しくなり、人が足りないから集めてよという事で、森澤組ができるきっかけとなりました。
ならば、折角 組を組織するのなら、「凌ぐ」のに苦労している役者やミュージシャン・絵描きを集めようじゃないかと云う事で、できたのが森澤組です。
ですから、森澤組はなんと言っても信用が第一です。
今後とも現場での信用・信頼をモットーに俊敏に動き、現場での流れを把握し、常に他者と協調し育み、責任をもって作業にあたり、技術を高める努力を怠らず、達成完成の喜びを分かち合えるベストパートナーとして、
未来を目指し繁栄を求めて邁進してまいります。
今度とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 森澤 正益